大腸CT(大腸3D-CT)のご案内|港区の人間ドック・健康診断・内科なら三田国際ビルクリニック (赤羽橋・芝公園・三田・田町・麻布十番から徒歩圏内)

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人間ドック・健診

大腸CT(大腸3D-CT)のご案内

近年、食の欧米化などとともに、日本人の大腸がん罹患率は増加傾向をたどっており、近い将来に胃がんを抜き第1位になるとも予想されています。その一方で、大腸がんは早期発見・早期治療を行えばほぼ確実に根治が期待できる病気です。したがって、早期発見が最も重要な病気のひとつと言えます。従来、大腸の精密検査としては大腸内視鏡検査が主流でしたが、「下剤がつらい、痛い、時間がかかる」などの理由で敬遠する方が多いのが実情でした。
新しく開発された大腸3D-CT検査はマルチスライスCTで得られた画像を3D再構成して病変を診断する大腸の精密検査で、大量の下剤を飲む必要がなく、検査時の痛みが軽減され、検査時間も15分前後と短いのが特徴です。その場でポリープの切除が可能な内視鏡にとって代わる検査ではありませんが、治療対象となる5㎜以上のポリープ診断能は大腸内視鏡検査と同程度であると多くの論文で報告されています。したがって、大腸内視鏡検査が本当に必要か判断する検査としても有用と考えられます。当院では大腸3D-CT検査に力を入れており、今まで大腸の精密検査をお受けになったことのない方や大腸内視鏡が苦しかった経験のある方は、一度受診をご検討ください。

バーチャル内視鏡像(日本大腸CT専門技師認定機構より提供)

大腸CT(大腸3D-CT)は苦痛の少ない検査です

大腸CT検査

メリット

  • 下剤の量が少ない。
  • 検査の時間が短い。
  • 痛みを伴うことが少ない。
  • 内視鏡では観察しづらい、大腸のひだや曲がり角の裏などの観察に優れる。
  • 腸管外臓器も同時にチェックできる。
  • 偶発症が極めてまれ。

デメリット

  • 大腸内を直接見ることができない。
  • 検査に続いて、ポリープの切除等の治療ができない。
  • ごく少量の被爆を伴う。

大腸内視鏡検査

メリット

  • 大腸内を直接見ることができる。
  • 検査に続いて、ポリープの切除等の治療ができる。

デメリット

  • 下剤の量が多い。
  • 検査の時間が長い。
  • 痛みを伴うことがある。
  1. 大腸3D-CT施行にあたっては、食物残渣を減らし、病変ときちんと判別することが最も重要です。三田国際ビルクリニックでは、院長自ら大腸3D-CTを受診し、残渣が少なく良質な画像を得られる検査食を選定するとともに、少量の下剤で済む独自のプロトコルを確立しました。
  2. 当院では被ばく低減画像再構成処理「AIDR3D」を搭載したマルチスライスCTを採用しています。
  3. 大腸3D-CTの読影経験の豊富な専門医が担当します。病変をくまなく検索するため、最終検査結果をお伝えするまで5営業日前後頂戴しております。
  4. 自費診療(人間ドック)の方を対象に、検査食・下剤など一式を事前に郵送サービスしております。お忙しい中、わざわざ物品を取りに行くためだけのお手間を取らせません。

    ※ 受診日決定後のキャンセルは前処置薬の費用がかかるためキャンセル料を頂戴します。

  • 大腸の精密検査をしたことがない方
  • 過去に大腸内視鏡検査でつらい思いをした方
  • 当日の検査時間をできるだけ短くしたい方
  • 血便、便秘、腹痛、腹部違和感などの症状のある方(保険適応の場合があります)
  • 便潜血反応で陽性になった方(保険適応)
1.検査前
5営業日以上前にWebかお電話で予約をお取りください。自費診療(人間ドック)の方に限り、検査食・下剤など一式を事前に郵送サービスしております。
2.前日
専用の検査食を召し上がっていただきます。検査食はレトルトで持ち運びも可能です。また説明書に従って、造影剤と下剤をお飲みいただきます。
3.検査当日
更衣室で検査着にお着替えいただいた後にご案内いたします。腸の動きを抑える筋肉注射(状況により行わない方もいます)をした後に、大腸を拡張させるため肛門から細いチューブを入れ「炭酸ガス」を注入します。チューブは非常に細く、「炭酸ガス」は腸で空気より早く吸収されるため、痛みや検査後のお腹の張りなどはほとんどありません。
4.CT撮影(15分)
撮影は、仰向けとうつ伏せの2回、1回の撮影時間は10秒程度です。
5.検査後
検査後は食事などの制限はありません。5営業日以降に最終診断をお伝えしています。

予約・お問合せ

大腸CT検査でどんな病気がわかりますか?
大腸ポリープや大腸がんなどの病気がわかります。
検査前に薬をきちんと飲みましたが、便がまだ残っています。便が全部出ていなくても検査ができますか?
大腸内視鏡検査と異なり、便を完全に出す必要はありません。4回程度排便があれば完全に出ていなくても大丈夫です。
忙しいのですが、検査前のお薬は飲まなければなりませんか?
お薬をきちんとのんでいただかないと、正確な検査が出来なくなります。この場合、便がポリープのように見えてしまうため(偽陽性と言います)精度が下がります。
検査のあと、すぐに日常生活はできますか?
大腸3D-CT検査では、鎮静剤や鎮痛剤を使用しません。そのため、すぐに日常生活にもどることが可能です。
大腸3D-CT検査で異常が見つかったときはどうすればいいですか?
検査結果報告書をお持ちのうえ、当院の外来あるいは医療機関を受診してください。緊急性を要する場合などは、検査結果報告書が届く前に、直接お電話を差し上げる場合もあります。
肛門が痛いのですが(あるいは痔があるのですが)、大腸CT検査を受けられますか?
お尻から細いチューブを入れて検査をしますが、ゼリーを十分につけて痛みを感じないよう工夫しています。
※ただし、直腸脱や重度の内痔核をお持ちの場合は検査が難しい場合があります。肛門に自覚症状がある方は、事前に医師にご相談ください。
大腸3D-CTで肛門も診察できますか?
大腸3D-CTは大腸ポリープを見つけるのは得意ですが、肛門疾患の診断は苦手です。肛門の診察をご希望される方は、外科をご受診ください。

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